綴れば綴る程に遠くて

主に思考記録です。

映画「いまを生きる」

ふと10年ぶりに観ようかなと思い、観た。

この作品に出会った頃、わたしは高校1年生だった。高校は英語科に進学し、その年の県の英語のスピーチコンテストの暗唱の部の出場に選ばれた。5つのスピーチから1つ選んで発表をする。先生がわたしのパーソナリティなどを考慮し、選んだものがこの作品についてのスピーチだった。

 

スピーチの始まりは「The new English teacher 」授業初日のことから始まる。スピーチをする上で作品も観ておいた方がいいのではないか、という理由から15歳のとき一度だけ観たが、あの頃のわたしにはまだ少し難しくて先生に色々と教えて貰った。10年経った今日、この作品を観て自分の中に響く言葉が溢れていて驚いた。24歳になる直前に言葉によって気付きを得て、わたし自身に還ることができ、言葉の力や強さを改めて知った。それから言葉に惹かれ、言葉を求め、言葉を愛するようになった。そんな今のわたしだからこそ、作中の言葉がこんなにも響くのだと思う。そして嬉しいと感じたのは、きっかけがスピーチコンテストだったとしても、10年経ってもわたしの中にこの小さな種は在り続け、今芽を出したのだということ。繋がっていたんだという真実。それはもう奇跡なのではないか、そう思ってしまう。

 

印象的なのはやはり「O Captain, my Captain!」そして「Seize the day.」この2つだろうか。この作品に関して多くを語るのは陳腐なことのように感じる。なぜなら、大事なのはわたしの感想よりもご自身が観ての感想だからだ。キーティング先生も生徒たちに同じようなことを言っていた。本当にそうなのだと思う。今、何を思って生きるか。今この瞬間を、どう生きるか。誰かの意志ではなく、己の意志で。

 

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